30歳、新米パパが娘に贈る「生きる力」

愛娘の誕生により「生き方」を考え直す。 大きくなった時の娘に向けて、生きる為に必要な「抽象化力」「言語化力」「人を喜ばせる力」の鍛え方を書いています。

リンゴの皮むき

抽象度の高い人と低い人の間には、見えない階段があります。




例えば、アップルパイを作るためのリンゴの皮むき。


抽象度を高く見ると、明日来てくれるAさんを喜ばせる為に、色んな味付けをして調理する為の1つの作業=リンゴの皮むき。


抽象度を低く見ると、単なるリンゴの皮むき。



抽象度を高く持つ事は、目的を意識する事が必要。

誰に何をしてどんな感情になってもらうか。



抽象度を低くするには、具体的な作業を見る。

ただし、抽象度が低いと、本来の目的が見えなくて、色んな方法に迷ってしまう。



例えば、アップルパイのリンゴであれば、外側の皮むきなんかは、そこまで綺麗さは求められない。

しかし、抽象度が低い視点でいると、皮は一枚で続けて剥いた方がいいのか、皮は何ミリで剥かなければならないのか等。

本来の目的には影響のない事を気にしてしまうのだ。

抽象度が高い視点の人が「それは気にしなくていいんだよ」と言っても、人によっては気になって仕方ないから止められない。


例え話で書くと、「そんな事あるわけないよ」と思われる方がいるかもしれない。

しかし、意外とその視点にハマってしまうと分からないものだ。

今思い返すと、私が以前の仕事で気にしてた事は「どうでも良い事」だ。笑



先述の話でもあるが、「抽象度の高い人」から「抽象度が低い人」への言葉は、往々にして聞き入れられない。

「いやいや、それよりも今の目の前の問題を解決したいんだよ!」という感じ。


なぜなら、抽象度の高い人と低い人の間には、見えない階段がある。


階段で例えると、抽象度の高い人はマンションの20階、抽象度の低い人はマンションの2階。

そもそも何を言ってるか分からない。


しかし、この階段は「ある」事に気付くことで、いくらでも登れる。

まずは、目の前の作業が何に繋がるのか、目的を意識することだ。


目的が決まれば、方法なんていくらでもある。

リンゴの皮むきも、包丁なのかピーラーなのか、はたまた人に剥いてもらうのか。

目的はAさんが美味しいと言ってくれるアップルパイだ。


最近の自分は視野が狭かったなと気付いたので書いてみました。