西日が、よく当たる宝くじ売り場
そのiPhoneのボタンがその大きさになった根拠知ってますか?
目に見える物事は、その物事の全体の僅かしかない。
例えば、今あなたが手に持っているiPhone。
実物を持って体感できるのは、目に見えるデザイン、また使い勝手だ。
しかし、そこにはデザインが決まるまでのストーリーは見えない。
ボタンが何故この大きさなのか、何故この場所なのか。
画面の縁取りは何故この太さなのか。
何故この質感なのか。
はたまた、中身に至っては完全に見えない。
価格にしても何故この価格なのか。
価格の根拠は、あってないようなものだ。
あなたが見えているのは、100面以上ある中の1面にすぎないかもしれない。
これはどんな事においても言える。
という事は、普段あなたは人や物を見たときに、100面の中の一面だけを見て、物事の良し悪しを決めているかもしれない。
不要だと思っていた物が、実はとてつもなく価値あるものだったなんて話はよくある。
世の中の商品は、提供側が見せたい所を大きく見せたり、逆に見せたくないところは見せない事が往々にしてある。
ニュースになっている韓国の殺人加湿器は最も当てはまるものだ。
宝くじを買う時、誰しも当たる可能性の高い宝くじ売り場を選ぶ。
そうなると「宝くじ売り場」よりも「よく当たる宝くじ売り場」
池袋にある「西日が、よく当たる宝くじ売り場」。
買い手としては、当たりそうという期待感を抱きやすい。
求める側が、求める事を伝わる内容で伝える。
要は、物は言いよう、という事だ、
これは人と関わる上で、必要不可欠なスキルであり、意識しなければならない。
という事を、池袋の宝くじ売り場を見て思った。